母の折り鶴、父の留守番電話 〜親と思いを伝え合えるしあわせ〜

老いていく親と向きあう comments(0) - ☆Le lien☆(ル・リアン)横浜 村上みつえ

 

秋の気配が感じられるようになった10月、母の施設入居が完了しました

 

    ☆Le lien☆(ル・リアン)横浜 の村上みつえです

     親やご自分のもしもの時に備える

    「後悔しないための、あったかい『生前整理』」

 TM   をお伝えするため日々奮闘中です

 

 

父母と3人一緒に過ごせる最後の日、私は母と折り紙で鶴を折っていました

 

        

 

私は本当に久しぶりに折ったので、忘れていてうまく作れません

すると、母が「そこはそうじゃなくて、こうするのよ〜」(笑)

指先が覚えているのでしょうか、これから施設に入ろうかという母に、折り紙を教わるなんて・・・感激!

 

母はレビー小体型認知症。幻視があり、認知力がだいぶ下がりましたが、身体はとても元気、食事もひとりでとれます

しかし、特に大変なのは、夜の「レム睡眠行動障害」という行動異常で、寝室に誰かがいる、自分の家ではないと感じたり、父が偽物だと思ったりしてしまう妄想です

本人は、とても恐ろしく心細く感じていることでしょう

 

89歳の父は、昼間はもちろん、夜中に起きて灯りをつけ「逃げなくちゃ」と興奮する母をなだめ、寄り添う毎日を繰り返してきました

母の病状が進むにつれ、と父が限界に、それを支える私も辛い

申し訳ないが、父からの着信を留守電対応にしてしのぐ日々でした

常にケアマネさんに相談し介護サポート体制をさらに強化してきましたが、いよいよ、2人で暮らす健常型有料老人ホームから提携の介護付ホームへ、母の移り住みを決めました

 

その間、今ひとつ納得しない父を説得しなければなりません

  「今まで本当に良く頑張った、母には専門の介護が必要」

  「ふたりには、それぞれ適切な介護を受けてほしい」

  「寂しいけれど、皆元気でいられれば、幸せが続く」

  「お父さんにも、自分の楽しみの時間を持ってほしい」

  「歩いていつでも会いに行けるのは、恵まれている」

       と、揺れ動く父に何度も繰り返しました。自分にも・・・

 

母本人には詳細を伝えず、周りでひっそりと準備を進めました

父には移り住み前日にケアマネさんから伝えてもらい、移り住み当日も、親しんだスタッフさんがうまく誘導して新しい施設へ

事前に何かを感じ取っている母、「興奮を防ぐためにも、当日家族は顔をみせないで」とは、すべてケアマネさんのご配慮でした

 

母への面会許可が下りるまで、父は超不機嫌。楽天家の父ですが、頭では理解していても、現状を受け入れるのは大変でした

父から携帯に何回も着信があり「すぐに連絡してくれ」と、掛け直しても大したことではないのですが・・・

ある日のこと、1本だけ、留守電に30秒ほどの録音がありました

 

「あー俺だ、電話をいじっていたら、つながってしまっただけだ

えー、お前には感謝している、ありがとう

いまさら言うのもなんだが、良い娘に育ってくれて誇らしいよ

なかなか面と向かって言えんからな。これは掛け直さなくて良い」

 

          はい、永久保存!

 

先週は私のことを「鬼娘(おにむすめ)」と呼んだ父ですが、

「ふたりの娘でわたしは本当に幸せ。ありがとう」と言ったら

「泣かせるなよ」と言って照れてましたっけ・・・

 

最近は、ひとり暮らしの時間割にも慣れてきました

父は歩行器を使っていますが、ひとりで歩けなくなったら面会にも行けなくなるので、「鬼娘」は間髪入れず訪問リハビリを手配

週に2回トレーニング、まだまだこれからです

ひとりになってぼんやりしないように、の願いをこめて

 

 

 

悔いなく過ごすことに気づかせてくれる「生前整理普及協会と仲間たち」

悩みをききアドバイスをくださる「認知症の人と家族の会横浜支部の相談員さん」

家族のように気遣い対応してくださる「ケアマネさん、スタッフさん」

ありがとうございます。また、これからもよろしくお願いいたします

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

 

 

 

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