お盆帰省でやるべきこと(4)「もしもの備え」、話をきりだすポイントは?
お盆帰省でやるべきこと | comments(0) | - | ル・リアン横浜 村上みつえ |
郷里の親が突然倒れた!・・・ 事故・病気、入院そして介護
「保険証はどこ? 銀行通帳は? マイナンバーは?(~_~;)」
「親のもしも」は、突然、子世代の生活を変えてしまいます
☆Le lien☆(ル・リアン)横浜 の村上みつえです
親やご自分のもしもの時に備える
「後悔しないための、あったかい『生前整理』」
TM をお伝えするため日々奮闘中です
親と実家のチェックポイント3つ
「安全」・「健康」・「安心」
は先日お伝えしました
「安全」に続き、残り2つのポイントをご紹介します
「健康」・・・ 健康状態を把握し、医療関係書類を整理する
夏の短期間、親はなかなか正直に健康状態を話しません
親の動作と行動をよく観察しましょう
熱中症の危険がある部屋はないですか? 立ち座りの際や段差で手をついていませんか? 家事などの手際はどうですか?
暑い中です、食生活や外出のペースを聞いてみましょう
こっそり冷蔵庫中身の賞味期限チェックも(笑)
今すでに何らかの病気を抱えている方や心配のある方は、医療関係書類(保険証・診察券)の保管場所を確認してください
お薬手帳はいざというときとても役に立ちます、コピーかメモを取っておくとGOOD
緊急時、医療関係スタッフへの情報提供をスムーズにする取り組みが自治体で行われていませんか?
お住まいの地域の情報を確認しておきましょう
・那珂市の例(なんと冷蔵庫保管用!救急医療情報キットの配布)
「安心」・・・ 親の交友関係を知り、緊急時対応を考えておく
親と仲が良く頼りになる近所の友人を聞いておきます
よく年末年始に年賀状を一緒に整理すると良いと言いますが、いざという時は遠くの友人親戚よりご近所さんが大切
連絡先を交換し、今回あらためて挨拶をしておきましょう
また、居住地を担当する「地域包括支援センター」をあらかじめ調べ、場所やスタッフを確認しておきます
後期高齢者やひとり暮らしなどの場合は、すでに情報を持っていることもありますが、ふたり暮らしであっても、どちらか体調を崩しがち・長期入院している・近所に頼れる人がいないなどの事情があれば、早めに状況を伝えておきましょう
「地域包括支援センタ―」は何かあったとき生活全般お世話になるところです。親がひとり暮らしなら、確認は必須。自分や家族の連絡先を伝えておくことで、地域の高齢者福祉行政とつながったことになるはず!(自治体・地域によりますのでご確認ください)
私も遠方に子のない80代の叔母がいますが、叔父が脳溢血で倒れ入院した3年半前に、管轄の「地域包括支援センター」と「市役所高齢福祉課」に連絡をとってあります
叔父は家に帰れず1年前に亡くなったので、見かけ上ひとり暮らし歴はまだ1年。でも以前から地域の民生委員さんが気にかけてくださっています
叔母はまだ介護保険サービス対象者ではありませんが、先日は体調を崩し手術したとき、付添手配していただき大変助かりました
もちろん、お隣のお宅には挨拶し連絡先を交換していますよ。最近は、耳が遠くなり電話に出ないことがあったので、お隣さんに様子をみていただきました
帰省で兄弟姉妹、親戚などが一同に集まっていれば、もしもの時はどうするか事前に話し合い、情報を共有しておくと安心
親と実家のチェックポイント「安全」・「健康」・「安心」
をお伝えしてきましたが、この3つは
話を切り出す際のキーワードでもあります
「安全を考えて転ばないように、ここは片づけよう」
「救急の時困らないよう、健康情報をまとめておこう」
「駆けつけてくれる人がいると思うと、安心だよね」
いつまでも「安全」・「健康」・「安心」に暮らしてほしいと願うからこそ、親が元気なうちに備えるのですよね
子世代の「私たちが困るから」を前面に押し出すと、老いを認めたくない親世代は、辛いので反発しがち
片づけや情報の整理が、もはや億劫になっている場合もあります
感謝の気持ちと願い、サポートをする決意を伝えましょう
もし、親が「縁起でもない!」と怒ったら、作り話で良いので「知り合いのお父さんが急に倒れて悲しかった話」をしましょう
このお盆休みに「親と実家の心配なアレコレ」が一つでも減り、来年もみな元気で楽しく集まれますように