危い!実家の親の転倒回避、キーワードは「ぬかづけ」?!
実家・親の様子をチェック | comments(0) | - | ル・リアン横浜 村上みつえ |
転倒や転落が原因で命を落とす人は、年間でおよそ7000〜8000人
なんと、5000〜6000人の交通事故死亡者より多いではないですか!
(厚生労働省H29人口動態統計より)
親やご自分のもしもの時に備える
「後悔しないための、あったかい『生前整理』」
TM をお伝えするため日々奮闘中です
親と実家のチェックポイント3つ「安全」・「健康」・「安心」
は以前「お盆帰省でやるべきこと」シリーズでもお伝えしました
「モノの片づけ」を安全面からの観点で進めるため、きっかけをご提供
ほとんどの転倒事故は平らな面で起こっている
詳しく見ると、階段やステップを踏み外しての死亡者数は、全体の1割で、あとの約9割の転倒死亡事故は、同一平面上で起こっています
転倒・転落による死亡というと、階段や脚立から落ちたことが原因と想像しますが、ほとんどの転倒事故は障害物のない平面でのつまづきによるものだったのですね
高齢者は、転倒・転落が原因で寝たきりや介護が必要な状態に
高齢者の介護が必要と なった原因として、「骨折・転倒」は12%、「認知症」、「脳血管疾患」、「高齢による衰弱 」に次いで4番目に多く、事故によるものでは一番大きな原因になっています
(厚生労働省H28国民生活基礎調査より)
しかも屋外ではなく、圧倒的に自宅内で転倒は起こる
日常生活の中で最も事故の発生件数が多い場所は屋外や公道ではなく、自宅
65歳以上高齢者の事故発生件数は、「居室」が最も多く45.0%、「階段」18.7%、「台所・食堂」17.0%と続きます
(高齢社会白書H27高齢者の生活環境より)
先日、NHKの解説番組で紹介された高齢者の転倒事故を防ぐキーワードが
「ぬ・か・づ・け」
転倒を防止するために注意すべき場所を覚えるための言葉です
ぬ = 濡(ぬ)れている場所
か = (か)い段・段差がある場所
づけ = 片づけ(づけ)ていない場所
年齢を重ねると運動神経が低下するだけでなく、下半身の筋肉が弱くなるため歩行が不安定になりがちです
滑ったときに体を支えきれない、
わずかな段差でもつまずく、
敷物やコードに引っかかる・・・
10月10日は転倒予防の日!「安全な家にすること」は、親と「もしもの備え」を話し合うとき話題にしやすいので、この数字とキーワード、ぜひ活用してみてください
親の生活をチェックし、緊急にやらなければならないことがあれば、親子で確認し対策が取れると良いですね