「親心くすぐり作戦」で親との距離を縮める
「親のもしもへの備え」心構え | comments(0) | - | ル・リアン横浜 村上みつえ |
親のもしもに備えてアクションするにあたり、「突然」はNG、「親のペースに合わせるのがコツ」であることは、以前お伝えしましたね
でも、先日のこと、次のようなご相談をいただきました
「そもそも、日頃から親とコミュニケーション不足なので、きっかけがない!!」
☆Le lien☆(ル・リアン)の村上みつえです
もしもの時に備える
TM 「後悔しないための、あったかい『生前整理』」
をお伝えしようと日々奮闘中です
それぞれの親子関係、家庭事情がおありでしょうから、親との距離を縮めるための、完璧な解決法はありません。が、きっかけを作るちょっとしたコツはあります
「親心くすぐり作戦」とでも呼びましょうか
何か理由を作り、定期的に電話する
突然電話をすると、子供家族に何かあったのではと、親が逆に心配することがあります
「友達の親が、詐欺にあって大変だったんだ。サギ犯と間違えないよう時々声を聞かせるよ」
「近所のおじいさんが突然倒れて・・・なんだか心配になったから、たまには様子を聞かせてね」
など、ウソで良いので理由を作り上げましょう
我が子から連絡をもらい、うれしくない親はいません
だから、そこに付け入るオレオレ詐欺などが横行するのです
・親の住む自治体の防災速報メールに登録しておき、配信内容に応じて「台風で警報が出ているね」「地震は大丈夫だった?」と
電話をするのも、自然で効果的。私もやっています
・最近は、自治体のHPで、高齢者の健康・生きがいや福祉サービスに関する活動・イベントなどがわかるので「こんな講座・イベントがあるみたいだよ」と紹介することも可能です
・親がよく買い物に利用する店なども検索してみましょう
高齢者向けの配達や送迎サービスを始めているかもしれません
通っているのに、意外と便利なサービスに気づいていないことも多いもの。子供側から巡回サービスの手配をし、親から感謝された、という例もあります
まめにメールするのも悪くないですが、できるだけ電話で話すのが良いですね。声を聞き慣れてくると「何となくいつもと違うな」と、親の様子や体調がわかるようになるから、親子は不思議です
モノを送り、気にかけていることをアピール
お金のかからない順から(笑)
自分や家族の写真、孫の書いた手紙や絵、誕生日カードや花、出張先・旅先のお土産、お中元・お歳暮、余裕があれば人間ドック券、親の記念日にペア食事券や旅行券・・・
親の暮らしがわかってきたら、服飾品や趣味のモノなども送れるようになりますね
兄弟が協力してプレゼントすれば、親の感激もひとしお
親は「届いたよ」と知らせてくるでしょう。なければ、こちらからたずねて、やりとりを習慣づけましょう
そのうちに、親から「ちょっと相談ごとがある」「どうしてるかなと思って」など、自然に連絡が増えてきます
ただし、この作戦では、親からの贈り物も増えることを覚悟してください 不要なものだったり、大量だったり・・・ちょっとズレたものもありますが、ここは我慢!
「こういうものがうれしい」とお互い素直に話せるようなら、本当に良い関係ですね
あなたに対する信頼感も増し、もしもの備えのアクションをしやすい状況になっているはずです
親に「何かあったら知らせてよ」と頼んでおいても、手遅れになる可能性大!親から連絡がないのは、元気だから、とは限りません
「本当は、電話もしたい、会いたいな」が親の本音
「でも子供は忙しい、まだ大丈夫だ、なるべく子に負担や心配はかけまい」と頑張るのが親心
ここを、くすぐりましょう。本音がでてきますよ
あなたが、この次実家に帰るのは、お彼岸?GW?お盆?お正月?
あと何回、元気な親に会えるでしょうか
後悔する前にアクションを