親の運転免許返納は、生活困難と介護のはじまりだから

親の運転免許卒業大作戦 comments(0) - ル・リアン横浜 村上みつえ

 

昨日、昨年度の交通死亡事故に関する統計が発表されました

 

 

     ル・リアン横浜の村上みつえです

      もしもの時に備える

      「後悔しないための、あったかい『生前整理』」

 TM    をお伝えしようと日々奮闘中です

 

 

 

警察庁によると2018年に75歳以上のドライバーによる交通死亡事故は、460件で、前年より42件増加

死亡事故全体3099件の14.8%を占め、過去最高となったそう

 

   

 

 

   高齢者の運転免許自主返納はあたりまえ??

 

高齢者の運転免許自主返納政策も進んでいて、確かに増えています

しかし、もともとこの年代の方々は免許保有者が多い!

警察庁によると、75歳以上の免許保有者は年々増加し、18年12月末時点で約563万人だそうです

将来、団塊の世代が高齢者層となるまでに、さらなる事故対策が必要になってきます

 

           

               

  死亡事故の原因は「操作の誤り」が3割

           以下数字は朝日新聞2月14日夕刊記事より引用

 

事故を人的な要因別でみると、

ハンドル操作やブレーキとアクセルの踏み間違いなど「操作誤り」が136件

漫然運転や脇見など「前方不注意」が133件

後方をよく見ないなど「安全不確認」が105件

事故原因詳細は分析中のことですが、死亡事故に関しては「操作の誤り」が多くなっています

 

 

  運転免許自主返納や取消は、生活困難と介護のはじまり

 

生活上クルマが欠かせない場合はもちろん、クルマが生活の楽しみや社会とのつながりに役割を果たしている家庭は、多いのではないでしょうか

家族の「事故を起こす前に運転をやめてほしい」という思い、本人の「まだ大丈夫」「認知症の心配はない」という気持ちの折り合いがつかないという問題があります

家族が説得に成功したとしても、昨年の「親の運転免許のない生活を準備する、そのポイントは?」記事でお伝えしたように、その後の親の生活変化を予測しサポートしていくことは大きな負担です

 

 

  自治体・警察が一体となっての支援体制が必要

 

家族だけでは背負いきれない「親の運転免許卒業」

・運転寿命を延ばすための取り組み

・本人や家族が運転免許返納について相談できる窓口

・生活に障害が起こらない交通整備と支援体制      

など、一刻も早い支援体制を望みます

 

警察庁が設置した有識者分科会は、車種や地域などに絞って運転を認める「限定条件付き免許」を導入できるかどうか検討しているとききました

 

「○○歳で運転免許返納、認知力低下したら即運転免許取消」

などという風潮になりませんように

 

 

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